岡山ナザレン教会







礼拝堂(背面)







ナザレン教会とは

日本ナザレン教団HP



日本ナザレン教団の系譜


 わたしたちが救い主として信仰するイエス・キリストは、ユダヤのナザレという村の出身であったので、当時ナザレン(ナザレの人)と呼ばれました。イエスの十字架による死と復活の後、弟子たちは熱心にイエスの教えを説いて回り、彼らもナザレン(ナザレの人)と呼ばれるようになりました。ナザレンとはイエス・キリストを信じるもの(クリスチャン)の代名詞なのです。

 18世紀中頃、イギリスで、ジョン・ウエスレーという人たちによって、産業革命当時の荒廃した人心の救済を目指して、新しい信仰の復興運動が起こされました。彼らは新生と聖化の教えを強調し、メソジスト運動と呼ばれました。この運動は当時の英国国民に多大な影響を与えるものとなりました。

 19世紀末、アメリカ合衆国の各地でウエスレーの時代のような信仰復興運動が起こり、ホーリネス運動と呼ばれました。こうしたホーリネス運動の中で生まれたいくつかのグループが合同、再編を繰り返し、20世紀初頭にかけて、ブリジー博士を中心にナザレン教会が形成されました。 その後、世界各地に宣教師が派遣され、現在、全世界のナザレン教会数は13,000、会員数は約150万人、宣教地130地域に及んでいます。アジア・太平洋地区では20カ国に宣教しています。

 1908年、2名の宣教師が日本へ派遣され、ナザレン教会の宣教活動が拡がりました。その後、日本人牧師の活動が始まり、1915年熊本で日本最初のナザレン教会が設立され、京都、岡山と次第に教会も増えていきました。今では北海道から沖縄まで数多くのナザレン教会が活動しており、最近は東南アジアなどにも日本から宣教師が派遣され、伝道が展開されています。ナザレン教会は正統的な新教(プロテスタント)の教会です。